チームインタビュー16チーム目笑”さんの3つ目の記事です!!
第1回チーム設立のキッカケや在り方、チーム情報についてのお話でした。
第2回は練習、作品づくり、笑”Jr.さんについてのお話でした。
第3回である今回は地元である犬山市について、そして毎年6月に開催される犬山踊芸祭についてのお話です。
目次
1. 笑”と犬山市
引用:https://sakak.hatenablog.com/entry/2015/09/13/231425
ーーー次に笑”さんの拠点である犬山市の話をお聞かせていただきたいんですけど。
笑”さんと犬山市って外から見る限り、多少なりとも結びつきがあるような印象を受ける(特に具体的な何かがあるわけではないけども)んです。
作品の中でも「犬山!犬山!」ってかなり犬山を強調するところもあったり、他の社会人チームさんよりもより地元を背負っているという印象を感じます。
どのような関係性なんですか??
ないーぶ : おそらく鳴海商工会猩々さんとかAnjo”北斗”さんとかのイメージとは違うと思いますね。そういったチームさんは市や商工会議所と強く連携されている印象がありますけど、犬山の場合だと・・・どうなんだろうな。
役所に元メンバーがいるとか、そもそも地元で知り合いだったとかはありますが、市や商工会からバックアップを受けていたり、密接にやり取りをしていたりということはないですね。
ぱーしー : メンバーの中では本当俺ぐらいだよねそこの辺にちょっと顔を出しにいくのって。最近はどっちかっていうと犬山祭っていうところ繋がりが強いですね。
2. 笑”と犬山祭
引用:https://mainichi.jp/articles/20170402/k00/00m/040/105000c
ぱーしー : 犬山祭自体も、そこの祭りをやってた人がメンバーに来てからようやくそうやってメンバーが入っていく道ができましたね。
最初の頃は犬山祭と笑”は別物で、むしろ参加するもんじゃないと思っていたようです。
やっぱり歴史あるものってちょっと壁みたいなものを感じるじゃないすか。それはそれであるもので、あくまでも表現するために笑”があるだけで。っていうところがあって。
でも新しくメンバーが来たときに、一緒にやってみようよって言われてやって。それがまた笑”の作品にいろいろ反映とかしている部分もあります。
ないーぶ : 犬山祭も担い手の問題などもある中で、若い人が担いでくれるのは助かるって一面もあり、いろんな町内に何人かメンバーお邪魔させてもらって。
笑”をやめてからも、犬山祭にどっぷり入り込んでるメンバーもいますね。
3. 犬山踊芸祭
ーーー犬山祭と犬山踊芸祭には何か関係性はあるんですか??
ぱーしー : 関係はないですね。犬山踊芸祭の生まれ方もいろいろありまして。
ーーーそこを聞きたいです!僕がよさこい始めた年の6月に「鵜飼いまつり」(うかいまつり)っていうのがあったんですよ。そのお祭りと犬山踊芸祭って同じ時期でしたよね??
ーーー【鵜飼いとは・・・】ーーー
「鵜飼い」とは鵜飼舟に乗った鵜匠が鵜を訓練し、川魚を捕らせる古代漁法です。
1人の鵜匠が操る鵜は10羽程で、鵜の首に手縄をつけ、鵜匠の巧みな手縄さばきに促され、鵜たちは水中へ潜り、鮎をはじめとする川魚を捕らえます。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASM61532DM61OBJB007.html
引用:https://inuyama.gr.jp/ukai.html
日本での鵜飼の起源は、稲作とともに中国から伝承したとする説、日本と中国で別個に発生したとする説があり、定かではありません。
各地の古墳から鵜飼を表現しているとみられる埴輪が出土しているため、少なくとも古墳時代には鵜飼が行われていた可能性があります。
美濃国(現在の岐阜県)では、7世紀頃から鵜飼が行われていたと言われています。702年(大宝2年)の戸籍に、「鵜養部目都良売(うかいべのめづらめ)」という記述があります。この人物は鵜飼を生業としていた集団の出身と推定されており、1300年以上の歴史を持つとする由来となっています。
犬山では、今から340余年前に犬山城3代目城主成瀬正親公が御料鵜飼として始められ鵜匠を保護したと言われています。昔は漁として行っていたため、満月・水の濁ったときは鵜飼をとりやめていましたが、明治42年頃より観光を取り入れて行っているため、増水・台風時以外のときは行われています。
参考①:https://inuyama.gr.jp/ukai.html
参考②:https://www.ukai-gifucity.jp/ukai/
参考③:https://kisogawa-ukai.jp/
ぱーしー : 犬山踊芸祭のはしりですね。
ーーーあ、やっぱそうなんですね。僕がその鵜飼いまつりに参加した翌年ぐらいに犬山踊芸祭ってなったのかなあと思って。
ぱーしー : そうそうそんな感じです。
ーーー犬山踊芸祭って運営ってどこがやられているんですか??
ぱーしー : 犬山踊芸祭実行委員会ってのがあります。
ーーーその実行委員会っていうのは、笑”の皆さんやその他のチームの方なんですよね??
ぱーしー : 基本的には市民の皆さんです。市民プラス僕らみたいなメンバーであったりとか踊り手側の人も何人かいますね。
ーーーなるほど。そこに犬山市とかは後援などあんまり関与はしてない感じなんですか。
ぱーしー : そうですね。相談役みたいな関わりですね。
今の市長が市議会議員のときからずっとそこには関わってくれてるんで、今も良き理解者として助けていただいてます。
4. 犬山踊芸祭の生まれ
ーーーその鵜飼いまつりから犬山踊芸祭になったのはどのような経緯があったんですか??
ぱーしー : 犬山踊芸祭として大きくなった経緯には、笑”がソーランに行くなら本番前に本番ぐらいのサイズのステージ・パレードやれるお祭りあった方がいいよねっていうのがあります。
元々、実行委員にいたメンバーのお父さんが強く関わってて、犬山の人間としても、犬山駅の西側が犬山祭りあるエリアなので、駅の東側にもお祭りが欲しいよねっていう思いとかもあって、そういう市民の方の想いと重なってあのエリアでお祭りをしようって。
で、笑”がソーランに行くらしいからパレード・ステージちゃんとやれるようにしてあげようって言って、今の形になってます。
ーーーそういう経緯でできたお祭りなかなかないですよね。でも確かに犬山祭で駅の西側に車山(やま)がバッーっと並んでいるのは見たことがあるけど確かに東側には出てないなっていうのがすごい理解できました。
※どまっぷ中の人が実際観に行った犬山祭の写真。犬山駅の西側のロータリーに車山が集合していました。
ぱーしー : 犬山踊芸祭がない限り東側に来ないんですよ。
ーーー確かに。。。じゃあその前身である鵜飼いまつりっていうのは今はもうないんですか??
ぱーしー : 元々6/1が鵜飼い開きなのでそれに合わせてイベントを打ってたときに、踊りの人たちも一緒にどうですかっていうスタイルでやってたのが一番最初。
で、そこにはもうそういうチームがかなり集まったりしてきたから、もうちょっと大きくしてみようよっていう形で始まったのが犬山踊芸祭ですね。
5. 近隣住民への配慮
ーーー少し話は変わるんですけど一時期犬山踊芸祭の会場の周りで騒音のチェックやってる方がいたんですけど、あれはお祭りの人なんですか??
ぱーしー : あれは役所の方ですね。
ーーーそれは過去何年も騒音の問題があったから調査しに来ましたっていうような感じなんすかあれ。
ぱーしー : そうですね。多分、長年出てる人はわかると思いますけど年々犬山踊芸祭のスピーカーの数が少なくなってて。あれ決してお金がないからではないです笑
ーーーそういう近隣住民の方からの苦情があったんですね。
ぱーしー : そうっすね。そう15年ぐらいやっててもその問題はずっとありますね。
ないーぶ : だからすごく筆谷さんは気遣ってやってますね。
ーーー演舞と演舞の間にインターバル設けたりとか音響の数や音量などですね。みなさんすごい音に気を遣って運営されているんですね。
また犬山駅からメイン会場である石作公演までの道路にも運営の方が道案内や交通整備、私有地に入らないような注意喚起など近隣の住民の方への配慮がしっかりされているなぁという印象があります。
ぱーしー : お祭りが地域の発展に繋がってるっていう認識は市役所の方が思ってくれてるんですが、そういう気遣いは今後も大切ですね。
ーーーちなみにまだすごい早いんですけど、来年は犬山踊芸祭はあるんですかね。
ぱーしー : 規模感はどうなるかわからないですけど、やる方向で今実行委員の方では話してますよ。徐々に多分犬山踊芸祭の公式ツイッター、ホームページが動いてくと思うので、確認お願いします。
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第3回は以上です!!
ご紹介した犬山祭は毎年4月の第一土日に開催されております。
重要無形民俗文化財に指定されている歴史のあるお祭りで、犬山城のそばにある針綱神社の祭礼でもあります!
13両もある車山(やま)がずらっと並ぶ様は圧巻です!!
また、犬山踊芸祭は6月の第一土日に開催されております。
犬山踊芸祭は愛知県のみならず全国からチームが集まるお祭りで、どまつりを目指すチームさんとしてはかなり重要なお祭りに位置付けられております。
どちらのお祭りも、まだ観たことがない方は是非観に行ってみることを
強く!強---くオススメします!!
どまっぷ中の人は両方とも毎年観に行っています!!
次回は今回インタビューを受けてくださったお三方のよさこいに触れたキッカケ、そして笑”に入ったキッカケ・経緯についてお話いただきました。
この内容過去必ず聞いている内容ですけどみなさんそれぞれのキッカケがあって面白いです!!
こちらもお楽しみにしててくださいm(_ _)m
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【過去の記事はこちら】
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